ただの休日になってきている祝日たち
今日は久々に週の半ばでのお休み。気分はなんだか週末~、だけどテレビを見たら平日の番組が。
「あっ、そうだ今日は祝日だった。で、何の日だったっけ?」
今は会社員の身ではなくなったので、休日を待ち遠しく思う感覚はそれほど強くはなくなったけれど、カレンダーや手帳を眺めて色のついた日が多いとやはりなんだかウキウキします。
というぐらいに、祝日に対しては「やった、休みだ!」というだけのありがたみしか感じていなくて、その日が何の日かなんて、ほとんどの人たち気にしてないよね~、私も含めて。とふと思う。
有給休暇もとらないし、朝から夜まできっちり働く人たちの多いこの国では、このようなかたちで公に休みが与えられるということは、もうそれだけでありがとう!って気持ちになるけれど、やっぱりそこのところ、気づいてしまったら気になる性質のわたくし。なので調べてみました。
いまさら知った“建国記念の日”
細かいところについては、いろんな方たちが既に語ってくれているので、ここではポイントだけピックアップします。
- 初代天皇である神武天皇が即位したとされる日(日本はいつが建国した日かが定かではない。そのため、日本書紀に即位日として記載されている旧暦の紀元前660年1月1日を新暦に換算した2月11日とした)
- 建国日が定かでないため、「建国された日」ではなく「建国を祝う日」。その理由から「建国記念日」ではなく、「建国記念の日」。
- 「建国をしのび、国を愛する心を養う。」のが趣旨。
- 1873年(明治6年)に「紀元節」という祭日を制定。
- 1948年(昭和23年)第二次大戦後、GHQの方針で廃止
- 1966年(昭和41年)復活運動により復活。全国民の80%が望む。「建国記念の日」と改め、国民の祝日に。翌年から適用。
そうそう、テストで「建国記念日」って答えたら×だったこととか、「“建国記念日”でも“建国記念の日”でもどっちでも同じでしょ。そんなちっちゃなこと。」なんてことを当時思っていたことも思い出しながら、「へぇ~、そういう理由があったんだ」と、日本人をうん十年やってきていまさら知りました。「正確な起源もわかってないのに、建国記念日だなんて」とか「大日本帝国の復活をイメージさせるからダメ!」という学者さんや野党さんたちからの反対にあいながらも、9回も法案を提出して決まった日のようです。
そこまでして当時の人たちが制定したがったこの「建国記念の日」。
その想いの背景には何があったんでしょうか。それだけ「日本」という国への想いがあったのでしょうか?としたら、現代の私たちにもそれが受け継がれているのかというと、どうなんでしょう。。。建国うんぬん以前に、「愛国」って言葉自体が何かのイデオロギー的に変な目で見られるような空気もある中で、「日本」については“クールジャパン”的なものへ人々の関心や目は向いている感が否めません。私はどちらかというと、この国で生まれてきたものたち自体より、それらがどうして生まれてきたのかに興味があるようです。
?新たに発見した未知?
ということで、今回ここから更に気になったことがこちら。
- そっか、建国した日ではなかったのか。確かに、いつから「日本」ができたのか、なったのかとか知らない。「日本」ってどう決まったの?
- 他の国はどう決めてるの?そもそもあるの?
- 誰が、どうしてこの日をつくろうと思ったの?
- 紀元前から現代まで続いている天皇家って!もっと知りたい
- 祭日と国民の祝日って違うの?
- 全国民の80%がこの日の復活を望んだってすごい。何回も廃案になりながらも制定させたのはなぜ?なんでそこまで?
追々、これらについても調べてみたいと思います。